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カボチャ粥がある“粥郷” |
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7種類のお粥が楽しめる“瑞源” |
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24時間フグ食べまくり“南海フグ” |
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朝から甘い物・梨大前の“好圓堂” |
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全州式ビピンパプを一足先に“全州中央会館” |
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地元民に大人気“牛村カルビ” |
今回は、まだサイコロを振っていない柴田が担当することとなった。そして彼が出した目は「●●●●●●」の「牛村カルビ」。そう、朝からカルビを食べるのである。ま、でもこれくらい我々にはどーということはない。原は個人的にどうでしょう班が行った『朝から甘い物・梨大前の“好圓堂”』に行きたかったが、まぁ仕方がない。
銀行員・神の強い希望により、地元の銀行で両替をし、いざ朝食!と思ったその時、土砂降りの雨が降り始めた。この雨は全然止む気配が無く、仕方なく店周辺までタクシーで行くこととした。そして行った先からが問題だったのだ。
まず、地図が極めて大雑把。そしてその周辺には小さな店が密集。さらには土砂降り&傘は神しか持ってきていない。そこでまず神が二人の傘を買いに行くことになった。買いに行き始めて20分から30分が経過して、ようやく戻ってきた。ここで大変な時間のロス。そして地図周辺に行くも、まず店が見つけられない。そこら辺で仕事をしている人を捕まえて、ガイドブックのハングルも時を見せるが、「わかんねぇ〜よ」というそぶりをされる。歩き回ること30分、交差点近くの薬局で再度聞き込みをした。
ちょうど首相の靖国神社参拝が話題になっているこのご時世、どんな対応をされるのかと思いきや、すぐさまその店に電話をして、簡単な地図を書いてくれた。いやぁ〜、親切だぁ。我々は丁重に頭を下げ、地図に従って牛村カルビを目指した。
が、見つからないのであった。地図がそもそも間違っていて、ここから更に20分程度、我々は迷走するのであった。
まだ土砂降りは止まない。
もう、傘をさしてはいるけれど、全身ずぶぬれである。
さすがにもう諦めようとしたその時、ようやく店は見つかった。
話は前後するが、神が傘を買いに行く前に、食べられるか否かのカードを引いていた。そして柴田が引いたカードは、「柴田 食べられない」。柴田はこの土砂降りの中、な〜んにも食べることができない朝食を目指して見せ探しにつき合っていたのであった。ご苦労である。
店に着くなり、原・神はカルビ、ピピンパプ、お好み焼きのパジョン、キムチチャーハン、等々これでもか!というほどに注文した。また、あまりに体が冷え切っているので、柴田が死んでしまうと困るから、温かいスープだけは頼んで良い、ということに急遽ルールを変更、柴田も1品のみ注文した。
なお途中、柴田はカルビ等も口にしている。しかし、これは店員が勝手に柴田の口にカルビを入れる、という不可抗力が働いたためであり、事故として扱われることとした。
そ、それでも、食べきれないほどの量を注文していた我々は、急遽ルールを変更した。本当に食べられないのはやっぱりおかしい。だから“全員食べられない”カード以外は全員食べられるようにしよう!というものである。こうして柴田はここでの食事を堪能できたのであるが・・・・・・このことが後の悲劇を招くことになるのであった。
■第4投
朝食を食べ終わったら、なんと12時。朝食兼昼食となってしまった。
ということで、次の食事を求め、サイコロを振った。
今度の対象は、韓国全土、である!
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慶州で行列ができる“ファンナムパンのパン” |
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ソウル“インテフォンドレカスでトンカツ” |
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扶余(プヨ)の食堂で何か食べる |
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済州“トラジシクタンで太刀魚のスープ” |
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麗水(ヨス)の“ヨフン食堂でかば焼き” |
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全州“ソンミダンで本場ピビンパプ” |
原個人としては、どーしても麗水(ヨス)へ行きたかった。しかも、鉄道で。ひたすら念じてみても、とりあえずサイコロを振るのは神(ジン)。まさに神(かみ)頼みである。
そして出た目は・・・
麗水(ヨス)の“ヨフン食堂でかば焼き”
遂に出た!出た出た出た〜!
あのどうでしょう班も行った麗水である。原、この合宿で至福の時を迎える。
北村カルビがある東大門市場(トンデムンシジャン)を見学することもなく急ぎソウル駅へタクシーで急行。先ずは鉄道に乗るべく、切符売り場へ行く。が、鉄道では5〜6時間もかかってしまう。そこで急遽飛行機で行けないか調査を開始。45分後に出発する便があり、その後の便は満席であるとのこと。そこで、この便に乗るべくタクシーに乗る。
それにしても、韓国のタクシーの運ちゃんは変である。
まず「Station」という英語が通じない。ど田舎の運ちゃんならわかるが、釜山やソウルという大都市にもかかわらず、ぜんぜ〜ん通じないのだ。次に地図。いくらハングル後で書かれていないからと言え、現在地と目的地を指し示しても、???、なのである。困ったちゃんである。
空港へ向かうために乗ったタクシーの運ちゃんも、なかなか目的地が通じず困った。さらに、時間がないことを伝えるために、神と柴田は「2:00出発」と紙に書き、さらには下手くそな飛行機の絵を描いて運ちゃんに見せる。
運ちゃん「(無理だよ、と手を振る)・・・」天気はまだまだ土砂降り。無理だと言いながらも、運ちゃんは頑張って飛ばしまくった。
原「1年前みたいに、飛行機が遅れれば、な〜んにも問題ないんだよね」結局1時50分前に、どうだ!着いたぞぉ!という運ちゃんの誇らしげな顔が空港にはあった。そこから元短距離ランナー神がチケットカウンターまでダッシュ。
神・柴田「(失笑)」
神「買えちゃいました」理由はよくわからないけど、駅で聞いた2:00という便はなく、2:30という便に乗ることになった。おそらく、原の望み通り!?遅れたに違いない。遅れたことにしちゃおう。で、麗水に向かって飛び立ったのである。
我々3名は、結局、ソウルを普通の観光客がしない観光をした。タクシーで移動途中に“景福宮”という王宮の前を素通りした。ロッテ百貨店とロッテホテルの前を歩いて通り過ぎた。東大門市場の中で牛村カルビを求めてさまよった。記念撮影は、普通の人はなかなか焦点を当てない“ソウル駅”前のみ。実に充実したソウル観光だった。こうしてソウルをあとにしたのだった。
■お店探し
ヨフン食堂。ガイドブックには書いてあるのだが、地図がない。が故に、麗水のどこにあるのか全くわからない。informationでブラブラしていると、「どうしましたか?」とinformation担当と思われる人が声をかけてきた。ガイドブックの住所を見せて行きたい場所を告げると、
「●△■×・・・・・(そっち方面行きのバスがあって、もう出発するから駆け足!)」と言っていたみたい。
informationの人「△×◎■!?<>・・・(この人達を○▽で下ろしてあげて)」おそらくこんな会話が交わされたらしい。我々はわけがわからないまま、この合宿初のボス(バスの韓国語の発音)に乗り込み、ウキウキであった。
バスの運ちゃん「▼◎○×<?@¥・・・(がってん承知!)」
と、街中で下ろされ、運ちゃんとビジネスマンらしき人が話し始めた。ビジネスマン、携帯電話でヨフン食堂に電話をはじめる。そして、「○×>*?@(カモ〜ン!)」と言ったみたいなので、着いていった。そして案内された先は、ヨフン食堂。韓国人、とっても親切。
■運命のカード
さて、運命のカード引きである。ここまで来て全員が食べられないのかもしれないのだ。神の責任は重大であった。
おさらいしておこう。
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さて、神はどれを引いたでしょう!チャンネルはそのまま!?
このお店は、ハングル語のメニューしかない。我々は、果敢にもハングル語での注文を試みた。
なんと、一発で通じたのである!我々は刻一刻と韓国語をマスターしていったのである(嘘)。
■うなぎ
韓国の料理屋では注文するだけでキムチが出てくる。うなぎを頼んだ今回もキムチが出てきた。すんなりとウナギを食べさせるのではなく、カルビなどと同じく、葉っぱにカルビ、タマネギ、味噌、キムチ、ニンニクをのせて食べるのである。実にうまい。原・神は、三島・浜名湖に引き続き、韓国でのウナギを堪能することが出来、ご満悦であった。
■高速ボス
柴田の体に異変が起き始めていた。
朝食時のバチが当たったのである。
ソウルでずぶぬれになって風邪引いて死んじゃったら困るから、とスープの注文を特別に許可した努力も空しく、トイレが近くにないと大変なことになってしまう状態に陥っていた。この事態を鑑み、我々は晩飯or翌日の朝食サイコロを振ることを一端中断、釜山へ進路をとることとした。
ちなみに、一番体が弱そうな原は、牛村カルビにてずぶ濡れTシャツを着替え、難を逃れていた(^_^)v。
ボス、とはバスのこと。韓国も日本同様に高速バスが充実している。高速鉄道セマウル号でここ麗水に来ること、そして無理矢理ボスに乗ることで、韓国の鉄道完全制覇を目論んでいた。が、時間の関係上、麗水には飛行機で来たので、鉄道は翌日のサイコロにかけることとなった。麗水から釜山への良い時間帯の鉄道が無かったため、我々はボスに賭けることとした。そしてボス・ステーションへ移動した。
「お、19:00発の釜山行きボスがあるぞ」このボスに乗ることにした。したはずだったのだが・・・チケットには
麗水22:30発の文字が・・・。あれ?なんで?あわてて柴田は「変更OK?22:30→19:00」と紙に書き、発券所へ。無事変更が出来、ボスに乗ったのであった。ハングルはわからなくても、感じでコミュニケーションを取れることを認識、これが翌日に大きく影響してくるのであった。
原「あ〜ぁ、ボスに乗りながら、BOSS飲みたかったなぁ」ともかく、釜山へ進路をとった。
神・柴田「芸、細かすぎ」
■いい加減にせい!
高速ボス。“水曜どうでしょう”に出てくるどうでしょう班がバスに乗っているシーンは常に「やられた」状態。窮屈な空間に押し込められ、どうしようもできない極限の状態に陥られる「やられた」状態。それを脳裏に焼き付けてる我々が乗っが高速ボスは、な、なんと、快適なのである。
足を伸ばしても、前の座席の人には全く迷惑にならない程のゆとり、そして、シートの幅。あまりの快適さにはしゃいでいたら、さすがに他の乗客から「○×▼■(うるさい)!」と一喝されてしまった。
それはともかく、釜山に22:00に着いた。そこは当然ながらボス・ステーション。これから本当の高速ボスが活躍する時間帯である。
ボスの行き先を見ると・・・「ソウル」の文字が。
原「ソウル行きがある!乗るぞ!」■現在地
神「いい加減にせい!」
原「どこにいるかわかったよ」原は全く信頼されていないことがよくわかった。
神「え?どこですか?それより、どうしてわかったんですか?」
原「うん、現地の人に聞いたの」
神「本当?」
原「同い年くらいの人に、ここどこですか?って聞いて教えてもらったの。俺のこと大学生だと思ってたみたいで、ビジネスマンなんだぜ、って言ったら驚いてたよ」
神「嘘言わないように」
原「英語で話したんだって。あっちにまだいるよ」
神「信じません」
■ダブル+シングル
前日と同様、果敢に電話でホテルの予約を行った。「Japanese OK?」で始まる不思議なやりとりで。
と、ここで???と思うことがあった。
「3名」というと、「ダブル+シングル」の部屋ばかり紹介されるのである。
夫婦に子供1名ならまだしも、男3名なので、さすがに断ったわけであるが、なんとも奇妙な組み合わせである。
結局確保できた部屋は「オンドル」という、日本で言う和室のような部屋だった。
このあと地下鉄に乗ってホテルへと移動するのだが、地下鉄の駅に着くなり柴田・神はトイレにこもったのだった。なんと、一番ひ弱なはずの原だけが妙に元気だったのだ。
こうして、3日目の全活動を終了したのだった。